1902年イタリアのカセッタ家が、オリーブの搾油事業を、果実にとって最も良い気候の1つといわれるイタリアのプーリア州アンドリアで始めました。
レヴァンテは、栽培から収穫、生産、パッケージングに至る全行程を自社で行う数少ない製造メーカーです。自社の畑のオリーブの実を、木の下にシートを敷き、機械で幹を揺らす等して、収穫します。オリーブの実は、枝から離れるとすぐに酸化を始めるため収穫後、新鮮なうちに直ちに作業を開始します。自社の畑は、搾油所の隣にあるため、新鮮なオリーブの実を収穫しすぐに搾ることができます。
搾油は、二つの花崗岩でできたローラーを車輪のように回転させて、粉砕を行う圧搾法を用いています。この伝統的な製法はオリーブの香りや成分をより引き出し、個性をはっきりさせるといわれています。
また、レヴァンテは生産工程に関わる必要なエネルギーを、本社入口にある太陽光パネルや、自然エネルギー等を利用することにより、自社で生み出し、まかなっている、環境に優しい企業です。
イタリア全土の年間生産量のほぼ半量が生産されている最大の産地であるプーリア州。プーリア州のオリーブオイルは、色調は淡い黄緑色で、香りはオリーブ果実そのものらしさがあり、比較的苦味・辛味の少ないマイルドな風味が特徴です。
レヴァンテのオリーブオイルは、その南イタリアのプーリア州の品種である、コラティナ種などを中心にしたオリーブからつくられています。コラティナ種は、ポリフェノール含有量も多く、そのためはっきりとした風味で、新鮮なオリーブ特有の香りです。アーモンドを思わせる、スパイシーで少し苦みのあるあと味です。